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2026年IPA試験全面CBT化攻略:前期・後期の区分と最短合格スケジュール

2026年、日本のIT資格の総本山である IPA(情報処理推進機構) の試験制度が激変します。
すでにITパスポートや情報セキュリティマネジメント(SG)で導入されている CBT(Computer Based Testing)方式 が、ついに応用情報技術者試験(AP)や高度試験にも全面的に導入されることになりました。
しかし、単に「パソコンで受けられるようになる」だけではありません。
試験日程の大幅な変更や、科目名称の刷新など、これまでの常識が通用しない「新しいIPA試験」へと進化します。
本記事では、特に混乱を招きやすい2026年からの「前期・後期」の区分と、最短で合格を勝ち取るためのスケジュール戦略について解説します。
2026年度は11月が実質のスタート
まず最も注意すべき点は、2026年度の新制度における試験開始時期です。
公式の発表によると、新制度のCBT試験は 2026年11月 から順次スタートする予定となっています。
現在の発表では、 2026年11月に「前期試験」を実施予定 です。
前期試験と後期試験の区分を知る
これまでの「春期試験」「秋期試験」という呼び名は、2026年から 前期試験 および 後期試験 という区分に整理されます。
すべての試験が年2回受けられるわけではなく、区分によって受験可能な試験が異なるため注意が必要です。
前期試験で受験可能な主な区分
- 応用情報技術者試験(AP)
- ITストラテジスト試験(ST)
- システムアーキテクト試験(SA)
- ネットワークスペシャリスト試験(NW)
- ITサービスマネージャ試験(SM)
- 情報処理安全確保支援士試験(SC)
後期試験で受験可能な主な区分
- 応用情報技術者試験(AP)
- プロジェクトマネージャ試験(PM)
- データベーススペシャリスト試験(DB)
- エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)
- システム監査技術者試験(AU)
- 情報処理安全確保支援士試験(SC)
応用情報(AP)と情報処理安全確保支援士(SC)は、従来通り年2回のチャンスがありますが、それ以外の高度試験は前期か後期のどちらかに固定されます。
例えば、ネットワークスペシャリスト(NW)を目指すなら前期、プロジェクトマネージャ(PM)を目指すなら後期、というようにスケジュールを組む必要があります。
2026年は11月に前期試験を行い、 2027年2月頃に後期試験を実施予定 です。
ネーミング刷新:午前・午後は科目A・Bへ
試験の形式や内容自体に大きな変更はありませんが、科目の名称が全面的に刷新されます。
従来の「午前試験」は 科目A試験 に、記述式などの「午後試験」は 科目B試験 と呼ばれるようになります。
- 科目A-1:旧午前Ⅰ試験(共通基礎)
- 科目A-2:旧午前Ⅱ試験(専門基礎)
- 科目B-1 / B-2:旧午後Ⅰ・午後Ⅱ試験(専門応用・論述)
名称は変わりますが、出題範囲や問われるスキルそのものに変更はないため、これまでの過去問演習や学習リソースは引き続き有効活用できます。
科目A-1(午前I)免除を賢くハックする
高度試験を目指す上で最大の味方となるのが、共通基礎知識を問う「科目A-1(旧午前Ⅰ)」の免除制度です。
該当する試験に合格するか、一定の基準を超えていれば、2年間は科目A-1の受験が免除されます。
2026年度の試験においても、2024年(令和6年)以降の合格実績や午前Ⅰ通過実績が引き継がれる予定です。
免除制度を上手く利用することで、学習リソースを最も難易度の高い「科目B(記述・論述)」に100%集中させることが可能になります。
まとめ:2026年を見据えた戦略を今から立てよう
2026年からの全面CBT化は、試験会場の選択や日程の柔軟性が増す一方で、自律的なスケジュール管理がより重要になります。
「いつでも受けられる」からといって先延ばしにするのではなく、 前期・後期の区分 を正しく把握し、逆算した学習計画を立てることが合格への近道です。
Syllabus Hack流の生成AIをフル活用した学習法を組み合わせれば、難攻不落に見える高度試験の壁も、必ず突破口が見えてくるはずです。
