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TCP/IPとサブネットとは?基本情報技術者試験のネットワーク基礎を図解
TCP/IPの階層構造・IPアドレスとサブネットマスク・ポート番号——基本情報技術者試験の科目Aで頻出のネットワーク基礎を図解で解説する。

インターネット上の通信は、すべてTCP/IPという共通ルールの上に成り立っている。 基本情報技術者試験の科目Aでは、このTCP/IPの階層構造とIPアドレスの計算問題が毎回のように出題される。
この記事ではネットワーク基礎の中核となる3テーマを、仕組み → 具体例 → 試験での出題パターンの順で解説する。
TCP/IPの階層構造 — 通信を役割分担する仕組み
TCP/IPは、通信の役割を4つの階層に分けて処理する仕組みだ。各階層が自分の役割だけに集中することで、複雑な通信を整理して実現している。
| 階層 | 役割 | 代表的なプロトコル |
|---|---|---|
| アプリケーション層 | ユーザーが使うサービスの通信形式を定める | HTTP, HTTPS, FTP, SMTP, DNS |
| トランスポート層 | データを確実に、または高速に届ける方式を決める | TCP, UDP |
| インターネット層 | 通信相手までの経路(ルーティング)を決める | IP |
| ネットワークインタフェース層 | 物理的な信号のやり取りを行う | Ethernet, Wi-Fi |
TCPとUDPの違い
トランスポート層には2つの代表的なプロトコルがある。試験では両者の違いを問う設問が頻出だ。
- TCP:通信の到達確認・再送制御を行い、確実にデータを届ける(メール・Webページ閲覧など、正確性が重要な通信)
- UDP:到達確認をせず高速に送り続ける(動画配信・音声通話など、多少の欠落より速度が重要な通信)
「信頼性重視ならTCP、速度重視ならUDP」という対比を軸に覚えると、応用問題でも判断しやすくなる。
IPアドレスとサブネットマスク — 住所とグループ分けの仕組み
IPアドレスは、ネットワーク上の機器を識別する「住所」だ。 IPv4では32ビットの数値を8ビットずつ4つに区切り、192.168.1.1 のように10進数で表記する。
ネットワーク部とホスト部
IPアドレスはネットワーク部(所属するネットワークを示す部分)とホスト部(そのネットワーク内での個体識別部分)に分かれる。この境界を示すのがサブネットマスクだ。
例えば 192.168.1.0/24 という表記は、先頭24ビットがネットワーク部であることを意味する。
IPアドレス: 192.168.1.10
サブネットマスク: 255.255.255.0 (先頭24ビットが1)
→ ネットワーク部: 192.168.1.0
→ ホスト部: .10(このネットワーク内での個体番号)サブネット計算問題の解き方
科目Aで頻出なのが「あるIPアドレスとサブネットマスクから、同一ネットワーク内に収容できるホスト数を求めよ」というタイプの計算問題だ。
ホスト部のビット数を n とすると、収容可能なホスト数は2のn乗 − 2で求められる(ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの2つを除くため)。
例: /24(ホスト部8ビット)の場合、2の8乗 − 2 = 254台まで収容できる。
ポート番号 — 同じIPアドレス内でサービスを識別する仕組み
1台のサーバーが複数のサービス(Webサーバー・メールサーバーなど)を同時に提供する場合、IPアドレスだけでは「どのサービス宛の通信か」を区別できない。この区別に使われるのがポート番号だ。
代表的なウェルノウンポート
| ポート番号 | プロトコル | 用途 |
|---|---|---|
| 80 | HTTP | Webページの閲覧 |
| 443 | HTTPS | 暗号化されたWebページの閲覧 |
| 25 | SMTP | メール送信 |
| 53 | DNS | ドメイン名の名前解決 |
試験では、これらの代表的なポート番号と対応するプロトコル・用途の組み合わせを問う設問が頻出する。
AIで覚える実践テクニック
ネットワーク基礎は「用語の丸暗記」よりも「実際の通信の流れを追う」方が理解が定着しやすい。以下のプロンプトで、計算問題や通信の流れを対話形式で確認できる。
IPアドレス 172.16.5.20、サブネットマスク 255.255.255.192 の場合、
ネットワークアドレス・ブロードキャストアドレス・
収容可能なホスト数をそれぞれ計算し、計算過程も示してください。ブラウザでWebサイトを開くとき、TCP/IPの4階層それぞれで
どのような処理が行われるか、リクエストからレスポンスまでの
流れを時系列で説明してください。サブネット計算は数をこなすほど速くなるため、AIに条件を変えた問題を繰り返し出させる反復練習が効果的だ。IPアドレス計算の理解に苦戦している場合は、IPアドレス計算が「意味不明」なのはテキストのせいだも参照してほしい。
まとめ
| テーマ | 押さえるべきポイント |
|---|---|
| TCP/IP階層 | 4階層の役割分担、TCPとUDPの使い分け |
| IPアドレス・サブネット | ネットワーク部/ホスト部の境界、ホスト数の計算式 |
| ポート番号 | 主要なウェルノウンポートとプロトコルの対応 |
ネットワーク基礎は暗記量が多く感じられるが、「なぜその仕組みが必要か」を通信の流れの中で理解すれば、応用問題への対応力も上がる。基本情報技術者試験全体の学習ロードマップは基本情報技術者試験 完全攻略ガイドで確認できる。
