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ルーティングプロトコルとは?OSPF・EIGRP・RIPの違いをCCNA試験向けに解説

CCNA(200-301)の最重要領域「IPコネクティビティ」の核心、ルーティングプロトコル。RIP・OSPF・EIGRPの動作原理と違い、ルーティングテーブルの読み方を図解で整理する。

CCNA(200-301)の最重要領域「IPコネクティビティ」の核心、ルーティングプロトコル。RIP・OSPF・EIGRPの動作原理と違い、ルーティングテーブルの読み方を図解で整理する。

CCNAの出題領域の中で最も配点が高いのがIPコネクティビティ(25%)だ。 その核心がルーティングプロトコルの理解だ。

「ルーターがどうやってパケットの経路を決めるのか」——この問いに答えられれば、OSPFの設定問題もルーティングテーブルの読み取り問題も解けるようになる。


ルーティングとは何か

ルーティングとは「パケットを目的地まで届けるための経路選択」だ。 ルーターは届いたパケットの宛先IPアドレスを見て、ルーティングテーブルと照合しどのインターフェースから転送するかを決める。

ルーティングテーブルの基本構造

Destination     Mask          Next Hop        Interface
192.168.1.0     /24           直接接続         G0/0
10.0.0.0        /8            192.168.1.1      G0/1
0.0.0.0         /0            203.0.113.1      G0/2(デフォルトルート)

ルーターは「最も長いプレフィックス長(Longest Prefix Match)」が一致するエントリを選んで転送する。 /24 より /28 の方が「より具体的」なので優先される、というルールだ。


スタティックルートとダイナミックルート

ルーティングテーブルの作り方には2種類ある。

スタティックルート(静的ルート)

管理者が手動で経路を設定する。

  • メリット:設定が単純・帯域を消費しない・セキュリティが高い
  • デメリット:ネットワーク変更のたびに手動更新が必要、大規模ネットワークでは非現実的
ip route 10.1.0.0 255.255.0.0 192.168.1.1

ダイナミックルート(動的ルート)

ルーター同士がルーティングプロトコルで自動的に経路情報を交換する。 ネットワーク障害時に自動で迂回経路を計算できるため、大規模・複雑なネットワークでは必須だ。


ルーティングプロトコルの分類

ルーティングプロトコルは「経路を計算するアルゴリズム」によって2つに分類される。

種別アルゴリズム代表プロトコル
ディスタンスベクター型ホップ数や帯域を「距離」として判断RIP・EIGRP
リンクステート型ネットワーク全体のトポロジーマップを作成して計算OSPF

RIP(Routing Information Protocol)

RIPは最も古いダイナミックルーティングプロトコルだ。

  • メトリック:ホップ数(経由するルーターの数)
  • 最大ホップ数:15(16以上は到達不能とみなす)
  • 更新間隔:30秒ごとにルーティングテーブル全体を隣接ルーターにブロードキャスト

RIPの弱点

最大15ホップという制限から、大規模ネットワークには使えない。 帯域幅を無視してホップ数だけで判断するため「遅い回線を経由しても1ホップなら優先」という非効率な経路選択が起きる。

CCNA試験では「RIPはなぜ現在では使われないか」という観点で出題される。


OSPF(Open Shortest Path First)

OSPFはCCNA試験で最も重要なルーティングプロトコルだ。 リンクステート型のため、ルーター全体のトポロジーマップ(LSDB: Link State Database)を持ち、ダイクストラアルゴリズムで最短経路を計算する。

OSPFの動作手順(5ステップ)

ステップパケット内容
1Hello隣接ルーター(ネイバー)を発見する
2DBD(Database Description)持っているLSDBの概要を交換する
3LSR(Link State Request)不足しているLSAを要求する
4LSU(Link State Update)LSAを送信する
5LSAck(Acknowledgment)受信を確認する

DR/BDR(指定ルーター・バックアップ指定ルーター)

マルチアクセスネットワーク(イーサネット)では、すべてのルーターが互いにLSAを交換するとトラフィックが爆発的に増える。 これを防ぐため、セグメントごとにDR(Designated Router)と BDR(Backup DR)を1台ずつ選出し、LSAの集約と転送を担当させる。

DR/BDRの選出基準:

  1. OSPFプライオリティが高いルーター(デフォルト1、手動変更可)
  2. 同点の場合はルーターIDが高いルーター

OSPFエリア設計

大規模ネットワークではOSPFを複数のエリアに分割して管理する。

  • エリア0(バックボーンエリア):必ず存在する基幹エリア
  • 通常エリア(エリア1, 2 …):バックボーンに接続される
  • ABR(Area Border Router):エリアをまたぐルーター

すべてのエリアはエリア0に直接接続されていなければならない。この制約がOSPFのトポロジー設計の基本ルールだ。


EIGRP(Enhanced Interior Gateway Routing Protocol)

EIGRPはCiscoが開発したプロプライエタリプロトコルだ(現在はRFCで標準化)。 ディスタンスベクター型だが、OSPFに近い高速収束を実現している。

  • メトリック:帯域幅と遅延を組み合わせた計算式(デフォルト)
  • DUAL(Diffusing Update Algorithm):障害時の代替経路を事前計算して高速に切り替える
  • 部分更新:変更があった部分だけを送信(RIPの全テーブル送信より効率的)

CCNA試験ではEIGRPの設定コマンドより動作原理の理解が問われる。


AI活用プロンプト

OSPFの動作を順を追って理解する

CCNAの勉強でOSPFの動作がよく分かりません。

3台のルーター(R1・R2・R3)がイーサネットセグメントで接続されている場合を例にして、
以下の手順をシーケンス図のように説明してください:

1. Helloパケットで何が起きるか
2. DR/BDRがどのルーターに決まるか(プライオリティが同じ場合)
3. LSDB同期が完了するまでのパケット交換
4. 最終的にルーティングテーブルに何が書かれるか

専門用語は使ってもいいですが、各用語に一言説明を加えてください。

ルーティングプロトコルの違いを整理する

CCNA試験に向けてRIP・OSPF・EIGRPの違いを整理したいです。

以下の比較表を作成してください:
- アルゴリズムの種類
- メトリックに使う値
- 収束速度(速い/普通/遅い)
- 最大ホップ数/スケール上限
- 主な用途・使われる場面
- CCNA試験での出題ウェイト

各行に「なぜそうなのか」の一言解説を付けてください。

まとめ

ルーティングプロトコルの理解で押さえるべき核心:

スタティックルートは手動・ダイナミックルートは自動——規模と変化頻度で使い分ける。

RIPはホップ数のみ、OSPFはトポロジー全体を見る——なぜOSPFが現代ネットワークの主流かがここで分かる。

OSPFのHello→DBD→LSR→LSU→LSAckの手順——試験でシミュレーション問題として出題される場合があるため、手順として覚える。

理解が止まった瞬間にAIに「なぜそう動くのか」を聞く習慣をつけることで、暗記量を大幅に減らせる。

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