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構想からリリースまで! Syllabus Hackアプリ開発プロセスの全軌跡
「自分が欲しい」を形にする。 Syllabus Hack がどのような着想から生まれ、数々の課題を乗り越えてリリースに至ったか、そのプロセスの全容を公開します。

「自分が欲しいツール」から始まったSyllabusHackの原点
既存の学習サイトでは満足できなかった「シラバスへの忠実さ」と「最新AIへの対応」。
なぜ新しいプラットフォームを ゼロから 作る必要があったのか。
その原動力となった個人的な課題意識と、プロダクトの核となるコンセプトについて語ります。
開発フェーズ別の振り返り:MVPから高度試験対応への進化
まずはITパスポートから。次は科目B。そして高度試験へ。一気にすべてを作らず、 MVP(最小機能製品) から段階的にスケールさせていった開発の歩みを時系列で振り返ります。
それぞれのフェーズで何を優先し、何を捨てる決断をしたのかを明かします。
直面した技術的課題:PDF解析の自動化とLLMプロンプトの調整
IPAが提供する各試験のシラバスは、非定型なPDFデータです。シラバスにあるのは基礎知識なので、問題文があるわけではありません。
課題は、いかに高精度な問題セットを生成するか━━。
LLM(Gemini) を活用したデータ抽出の試行錯誤や、不自然な日本語を補正するためのプロンプト調整など、泥臭い工夫と技術的なブレイクスルーの過程を解説します。
ユーザー体験(UX)の磨き込み:回答フィードバックとスクロール位置の調整
スマホでの学習中、解説が長すぎて操作がストレスになる。そんな「小さな不快」を一つずつ潰す作業こそが、プロダクトの質を高めます。
回答後のフィードバック:納得感を高める解説表示
一問一答形式の中で、正解・不正解の判定直後にいかにスムーズに 解説 へ誘導できるかが重要です。
単に正否を表示するだけでなく、次のアクションへの繋がりを意識した UI へのアップデートを行いました。
スクロール位置の自動調整:中断のない学習体験
解説文が長い場合、回答後に画面外に情報が流れてしまい、手動でスクロールする手間が発生していました。
そこで、回答ボタンを押した瞬間に、解説の 最適な位置 へ自動でスクロールする機能を実装しました。
これにより、学習のリズムを崩さず、ストレスのない連続的な回答体験を実現しています。
開発を通じて得られた学びと、次なるアップデートの構想
一つのプロダクトを完成させたことで見えてきた「AI×学習」の可能性。
開発過程で得た技術的・視点的な気づきを整理し、ユーザーと共に Syllabus Hack をどう 進化 させていくか、未来に向けてのビジョンを共有します。
AIが「苦手」を先回りする。パーソナライズ学習の深化
現在のSyllabusHackは、シラバスに忠実な全網羅的な問題提供を軸としていますが、今後は 学習履歴 を解析し、AIがユーザーの弱点を自動で特定する機能を理想としています。
「どの分野でミスが多いか」を把握し、合格に必要な 最短ルート の問題を重点的に生成して提示する。そんな、あなた専用の学習体験を目指しています。
シラバス網羅から、実務・キャリアへの橋渡し
試験合格はゴールではなく、実務へと続くスタートラインです。
将来的には、シラバスの知識が実際の開発現場でどう活かされているかをAIが実例で解説したり、合格後の キャリアパス を提案したりする、単なる問題集を超えた「総合資格攻略プラットフォーム」へと進化させていきたいと考えています。
まとめ:エンジニアとして「学びを形にする」ことの価値
知識を頭に入れるだけでなく、それを世の中に役立つ「形」に変えること。SyllabusHackの開発プロセスは、私自身にとって最大の 学びの場 でした。
この記事が、何かを作りたいと願うすべての人の背中を押すきっかけになれば幸いです。



