· 学習メソッド · 7 min read
【NotebookLM】機能の9割は捨てる!?エンジニアが選ぶ「学習に使える機能」仕分けリスト

NotebookLMを使っていると、たくさんのボタンや機能が目に入ります。「これ全部使わないといけないのかな?」「どれが勉強に役立つのかな?」と迷ったことはありませんか?
結論から言うと、機能の9割は無視してOKです。
特に、ITパスポートや応用情報技術者試験のような「正確な知識」が求められる学習において、すべての機能が役立つわけではありません。中には、かえって時間の無駄(ノイズ)になる機能 も存在します。
この記事では、現役エンジニアである筆者が、NotebookLMの全機能を 「学習に使えるか否か」 でS・B・Cの3段階に冷徹にランク付けしました。
【Sランク】学習に必須レベルな三種の神器
地味に見えますが、以下の3つこそがNotebookLMの本質であり、最強の機能です。
1. インライン引用([1], [2]…の番号)
- 評価 : 最強
- 理由 : AIの回答が正しいか、即座に裏取り(ファクトチェック)できるからです。
- 活用法 : AIの解説を読んでいて「本当かな?」と思ったら、番号をクリック。すると、アップロードした教科書の該当箇所がハイライトされます。 周辺の文脈も確認できるため、 「ハルシネーション(AIの嘘)」対策 として不可欠です。
2. メモの保存(ピン留め)
- 評価 : 極めて優秀
- 理由 : 良い回答を一瞬でストックできるからです。
- 活用法 : チャットで分かりやすい解説が出たら、すぐに「メモとして保存」。 溜まったメモを選択して「これらをまとめて要約記事を作って」と指示すれば、 学習ログがあっという間に「自分専用の参考書」や「ブログの下書き」 に変わります。
3. チャット(ただしプロンプトありき)
- 評価 : 本質
- 理由 : 結局、テキストでの対話が最も情報密度が高いからです。
- 活用法 : 「小学生にもわかるように例えて」「コードブロックで比較表を出して」などの具体的な指示(プロンプト)を出すことで、あなたの理解度に合わせた解説を引き出せます。
【Bランク】条件付きで使える(工夫が必要)
使うシーンを選べば強力な武器になります。
4. 音声解説(Audio Overview)
- 評価 : 「ながら学習」限定
- 注意点 : 机に向かって聞くには情報密度が低すぎます。移動中や単純作業中の 「耳のスキマ時間」を埋める用途 に絞って使いましょう。
5. 学習ガイド(クイズ生成)
- 評価 : 「きっかけ作り」限定
- 注意点 : ボタン一つで作れるクイズは単純すぎます。本格的な演習をするなら、チャット機能で「もっと難しく」「ひっかけ問題を出して」と指示する必要があります。
【Cランク】学習には向いていない(時間の無駄)
ここが本題です。これらは「凄そうに見える」だけで、学習目的にはノイズになる可能性が高い機能です。
6. 推奨される質問(Suggested Questions)
- 評価 : 不要(ノイズ)
- 解説 : 画面下部に出る「〇〇とは何ですか?」というチップです。これはAIが機械的に作った「浅い質問」に過ぎません。これをポチポチ押すより、 自分で疑問を言語化してタイプした方が、100倍速く深く学べます。
7. 自動要約(Summary)
- 評価 : 微妙
- 解説 : ソースをアップロードした瞬間に表示される要約です。 資格試験において「ざっくりした要約」で満足するのは危険です。「細部に神が宿る」ため、 「わかった気」になるのを防ぐためにも無視して構いません 。
8. ブリーフィングドキュメント
- 評価 : 学習には不向き
- 解説 : 全体のまとめ資料を作る機能ですが、教科書(ソース)を直接読んだほうが正確です。ブログ記事の構成案としては使えますが、学習者が読むメリットは薄いです。

まとめ:本当に必要なのは「ツール」ではなく「問う力」
NotebookLMで合格を目指すなら、以下のサイクル(三種の神器)に集中してください。
- ソース(In) : 信頼できる教科書や過去問を入れる。
- チャット(Process) : 「インライン引用」で裏取りしながら、「論理的な対話」で理解を深める。
- メモ(Out) : 理解した内容を即座に保存し、自分だけのノートを構築する。
最も大切なのはツールそのものではありません。それを活用するのもプロンプト次第です。
それはつまり、 「自分に何が足りないのか」を言語化してAIに問う文章力 と、「今、必要な学習は何か」を見極めてそれに集中する論理力 です。
多機能さに惑わされず、本当に使える機能だけを武器にして、合格というゴールだけを見据えましょう。



